2025.1.18
1月は”ヘヴィ”なロックを
締めはホワイトスネイクで!
33rpm SEASON IV(2025年1月25日OA)No.257
ホワイトスネイク『スライド・イット・イン』
アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
今年は巳年ということで、復活と再生の象徴、蛇にちなんで今月は「ヘヴィなロック」をお届けしてきました。
シリーズ・ラストは、やはりこのバンド、ホワイトスネイクをおいて他ないでしょう。
ホワイトスネイクの中心人物デイヴィッド・カヴァデールは、1951年9月22日イングランド生まれ。地元のロック・バンドで活動し、昼はブティックの店員、夜はバンドという生活を送っていました。
そんなある日、音楽新聞で観た「ヴォーカリスト募集」の記事に興味を示し、1973年、ダメ元でデモテープを送ると、オーディション参加の通知が届きます。そのバンドとはイアン・ギランが脱退した後の超大物、ディープ・パープルでした。
すると、ほぼ無名の存在ながらリッチー・ブラックモアに気に入られて加入が決定。同時期ベースのロジャー・グローヴァ―に替わって採用されたグレン・ヒューズと共に、第3期ディープ・パープルとして、アルバム『バーン/紫の炎』でデビューしました。
しかしそのディープ・パープルは76年に解散、カヴァデールはソロ活動をスタートします。78年には、初のソロ作品『ホワイトスネイク』から名付けたバンドを結成、その後元パープルのメンバー、ジョン・ロードやイアン・ペイスが参加します。
80年の3作目『フール・フォー・ユア・ラヴィング』が全英6位のヒット、そして81年の『カム・アンド・ゲット・イット』では全英2位の大ヒットとなりました。しかし、プライベートな問題からの活動休止や、メンバー間の確執などからバンドは迷走。
それでもアメリカ進出を図りゲフィン・レコードと契約、紆余曲折の末84年にリリースした『スライド・イット・イン』が全米40位の成功を収めました。87年『サーペンス・アルバス~白蛇の紋章~』が全米2位のビッグ・ヒット、続いて89年『スリップ・オブ・ザ・タング』と3作連続プラチナ・ディスクに認定されました。
しかし90年代に入るとジミー・ペイジとのユニット「カヴァデール・ペイジ」に軸足を移し、バンドは解散状態。94年にはホワイトスネイクを再始動して、ワールド・ツアーを行いますが97年に再び解散。
2003年には新メンバーで25周年ツアーを行い、2008年に新作を発表。21年、バンドの活動停止を発表してフェアウェル・ツアーをスタートしますが、メンバーの相次ぐ体調不良により中断。
2024年にはデイヴィッド・カヴァデールのソロ3作品をリミックス&リマスターして、ホワイトスネイク名義でリリースしました。
ホワイトスネイクのアルバム『スライド・イット・イン』
SIDE A
「ギャンブラー」
「スライド・イット・イン」
「孤独の影」
「ギヴ・ミー・モア・タイム」
「ラヴ・エイント・ノー・ストレンジャー
SIDE B
「スロー・アンド・イージー」
「スピット・アウト」
「オール・オア・ナッシング」
「ハングリー・フォー・ラヴ」
「愛の掟」
ホワイトスネイクのアルバム『スライド・イット・イン』いかがでしょうか?
ちなみにデイヴィッド・カヴァデールは、ディープ・パープル加入に際してダイエットと美容整形が条件として出されており、その後も何度か整形しているそうです。
★ホワイトスネイク オフィシャル
33rpm『スライド・イット・イン』ホワイトスネイク
●ON AIR:2025年1月25日(土)21:00~21:55