2022.11.19
ABBAってデュエットなの?
ビヨルン&ベニーという男性デュオにアグネタとフリーダが…
アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
11月22日は語呂合わせで「いい夫婦の日」との事ですので、今月は“デュエット”をテーマに特集しています。その最後にお送りするのは、ABBAが1975年にリリースしたアルバム『S・O・S』です。
え?ABBAってデュエットなの??そんな突っ込みが聞こえてきそうですが、その母体となったのはビヨルン&ベニーという男性デュオ。これにアグネタ、フリーダが加わって二組のカップルとなりABBAになりました。能書きはこれぐらいにして本題に入りましょう。「ダンシング・クイーン」をはじめ、世界的なヒット曲を数多く持つポップ・グループABBA。ビヨルン・ウルヴァース、ベニー・アンダーソン、アグネタ・フォルツコグ、そしてフリーダこと、アンニ・フリード・リングスタッド4人の頭文字がABBAの由来だそうです。
1966年、フォーク・グループで活動していたギターのビヨルンと、別なグループでキーボードを担当していたピアノのベニーが意気投合。1970年ビヨルン&ベニーとしてリリースしたシングル「木枯しの少女」は、日本でも72年にシングルヒットしました。そんな中でベニーとヴォーカルのフリーダが出逢い、婚約。一方ビヨルンと、すでにシンガーとして活躍していたアグネタも、共演をきっかけに結婚します。この2組のカップルがABBAへと発展。1974年「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト」にスウェーデン代表として出場すると、「恋のウォータールー」で見事グランプリを獲得します。
これをきっかけとして、ABBAはヨーロッパを中心にブレイク。
「恋のウォータールー」「落葉のメロディ」(アスタ・マニャーナ)などヒットを連発。75年のシングル「S.O.S.」はイギリスで1位となり、続く「マンマ・ミーア」もイギリス、オーストラリアで1位となりました。そしてついに1976年、「ダンシング・クイーン」が初の全米No.1を獲得。4枚目のアルバム『アライバル』は全英で1位、年間チャートでもトップとなりました。78年リリースの『ジ・アルバム』は、再び全英チャートで1位となり、この年、ベニーとフリーダが正式に結婚、2組のカップルによるハッピーなナンバーが世界中に響きわたりました。
1980年には待望の初来日公演も行われますが、79年にビヨルンとアグネタが、81年にベニーとフリーダの離婚が発表され、アルバム『ザ・ヴィジターズ』をリリース後、活動を停止してしまいます。
しかし、1990年代に再評価の動きがあり、92年に出されたベスト・アルバム『アバ・ゴールド』は全英で16週連続1位を記録。翌年アメリカでもリリースされると104週連続でチャート・インという記録を打ち立てました。また、ABBAのヒット曲満載のミュージカル『マンマ・ミーア!』は世界中で大ヒット、2010年にはロックの殿堂入りを果たしました。2016年にはプライベート・パーティーながら30年ぶりに4人でステージに立ち、そして2021年には、何と40年ぶりとなる新作アルバム『ヴォヤージ』をリリースしました。2022年はグループ結成50周年を迎え、ますます元気に活躍中です。
ABBAのアルバム『S・O・S』
SIDE A
「エス・オー・エス」
「ママ・ミィア」
「ヘイ・ヘイ・ヘレン」
「トロピカル・ラヴランド」
「マン・イン・ザ・ミドル」
「バン・ア・ブーメラン」
SIDE B
「アイドゥ・アイドゥ」
「ロック・ミー」
「インテルメッツォ・ナンバー・ワン」
「アイヴ・ビーン・ウェイティング・フォー・ユー」
「ソー・ロング」
ABBAのアルバム『S・O・S』いかがでしょうか?ちなみに彼らの絶頂期は、同じスウェーデンの自動車メーカー「ボルボ」に匹敵する売り上げがあったそうです。どれだけの人気だったかお分かりいただける事と思います。
★ABBA OFFICIAL
33rpm『S・O・S』ABBA
●ON AIR:2022年11月26日(土)21:00~21:55
11月22日は語呂合わせで「いい夫婦の日」との事ですので、今月は“デュエット”をテーマに特集しています。その最後にお送りするのは、ABBAが1975年にリリースしたアルバム『S・O・S』です。
え?ABBAってデュエットなの??そんな突っ込みが聞こえてきそうですが、その母体となったのはビヨルン&ベニーという男性デュオ。これにアグネタ、フリーダが加わって二組のカップルとなりABBAになりました。能書きはこれぐらいにして本題に入りましょう。「ダンシング・クイーン」をはじめ、世界的なヒット曲を数多く持つポップ・グループABBA。ビヨルン・ウルヴァース、ベニー・アンダーソン、アグネタ・フォルツコグ、そしてフリーダこと、アンニ・フリード・リングスタッド4人の頭文字がABBAの由来だそうです。
1966年、フォーク・グループで活動していたギターのビヨルンと、別なグループでキーボードを担当していたピアノのベニーが意気投合。1970年ビヨルン&ベニーとしてリリースしたシングル「木枯しの少女」は、日本でも72年にシングルヒットしました。そんな中でベニーとヴォーカルのフリーダが出逢い、婚約。一方ビヨルンと、すでにシンガーとして活躍していたアグネタも、共演をきっかけに結婚します。この2組のカップルがABBAへと発展。1974年「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト」にスウェーデン代表として出場すると、「恋のウォータールー」で見事グランプリを獲得します。
これをきっかけとして、ABBAはヨーロッパを中心にブレイク。
「恋のウォータールー」「落葉のメロディ」(アスタ・マニャーナ)などヒットを連発。75年のシングル「S.O.S.」はイギリスで1位となり、続く「マンマ・ミーア」もイギリス、オーストラリアで1位となりました。そしてついに1976年、「ダンシング・クイーン」が初の全米No.1を獲得。4枚目のアルバム『アライバル』は全英で1位、年間チャートでもトップとなりました。78年リリースの『ジ・アルバム』は、再び全英チャートで1位となり、この年、ベニーとフリーダが正式に結婚、2組のカップルによるハッピーなナンバーが世界中に響きわたりました。
1980年には待望の初来日公演も行われますが、79年にビヨルンとアグネタが、81年にベニーとフリーダの離婚が発表され、アルバム『ザ・ヴィジターズ』をリリース後、活動を停止してしまいます。
しかし、1990年代に再評価の動きがあり、92年に出されたベスト・アルバム『アバ・ゴールド』は全英で16週連続1位を記録。翌年アメリカでもリリースされると104週連続でチャート・インという記録を打ち立てました。また、ABBAのヒット曲満載のミュージカル『マンマ・ミーア!』は世界中で大ヒット、2010年にはロックの殿堂入りを果たしました。2016年にはプライベート・パーティーながら30年ぶりに4人でステージに立ち、そして2021年には、何と40年ぶりとなる新作アルバム『ヴォヤージ』をリリースしました。2022年はグループ結成50周年を迎え、ますます元気に活躍中です。
ABBAのアルバム『S・O・S』
SIDE A
「エス・オー・エス」
「ママ・ミィア」
「ヘイ・ヘイ・ヘレン」
「トロピカル・ラヴランド」
「マン・イン・ザ・ミドル」
「バン・ア・ブーメラン」
SIDE B
「アイドゥ・アイドゥ」
「ロック・ミー」
「インテルメッツォ・ナンバー・ワン」
「アイヴ・ビーン・ウェイティング・フォー・ユー」
「ソー・ロング」
ABBAのアルバム『S・O・S』いかがでしょうか?ちなみに彼らの絶頂期は、同じスウェーデンの自動車メーカー「ボルボ」に匹敵する売り上げがあったそうです。どれだけの人気だったかお分かりいただける事と思います。
★ABBA OFFICIAL
33rpm『S・O・S』ABBA
●ON AIR:2022年11月26日(土)21:00~21:55